マンション

住宅・マンション内覧会の実状

住宅・マンション購入は大半の人にとって人生で”一度の機会”であることが多いものです。 そういう意味で、「住宅・マンションの内覧会」を体験することも初めてなのも当然のこと であり、また”内覧会”そのものの意味・内容などが”わからない”というのも当たり前の 事と思います。

そこでまずは”住宅・マンションの内覧会”に関して基本的な情報をお話してみたいと思い ます。

”内覧会”の仕組みと種類「新築マンション編」

新築マンションの内覧会は、”売主””施工業者”によってそれぞれやり方・内容が少しずつ 異なっています。共通した流れとしては、受け付け終了後に「内覧会手順の簡単な説明」が あります。次に「宅配BOX及びメールBOXに関して利用上の説明」が行われ(無いケースも有り)、 その後、「住戸内部の内覧(チェック)と完了後の指摘事項の確認(書類作成及び他契約書など の内容変更事項の説明などもあります。)」となります。 ここまでで基本的な内覧会は終了。その後「共用部(自転車置き場など)の案内・説明(無いケースも有り)」が あって、「インテリアなど生活関連業者の売り込み説明(省略できるものも有り)」がなされ るといったものとなります。

違いが出るのが、肝心の「住戸内の内覧」に関して。大まかに分類すると次の3種類(3つのパターン)が存在しています。

1)売主(販売代理店)と施工担当者が購入者に同伴する形で住戸内へ。売主側から「契約状況 (仕様など)の確認」と基本的な「住宅設備及び住戸内部の利用上のポイント」などを説明して くれます。その上で、購入者による住宅チェック(キズ・汚れなど)を開始、指摘があがった事項 は施工担当者がしっかりとチェックシートに記載して、全部見終わった段階で完了となります。

2)基本的に施工担当者のみが購入者に同伴。施工担当者から「仕様の確認(色・オプションの有無など)」 がなされます。ここで施工業者によってさらに違いがあるのが「簡単な住宅設備に関する 説明」の有無です。大半は、一部の住宅設備(防犯と浄水器及びディスポーザーに関して)に 関してだけは各専門業者からの説明がありますが、まったく説明の無いタイプもあります。その後 は上記「1」と同様です。

3)施工担当者が住戸まで案内してくれますが、住戸内へは購入者のみで、施工担当者は戻ってい ってしまいます。住戸内部に関する主な説明は原則なし。その後、なんのサポートも無いまま、購入者が 自由に住戸内を見て回る形で住宅チェックとなります。指摘事項があった場合には、規定の用紙 (チェックシート)に指定された方法で記載することになります。(実際には記載方法などの説明が わかりにくいので困惑する人が多くいます。)チェックが完了したら、書類を持って打ち合わせ会場 (エントランスなど)へ持参した上で、施工担当者へ指摘内容をひとつひとつ説明することとなります。


いかがでしょう・・同じ内覧会といっても、まったく内容が異なると思いませんでしょうか。正直 私としては、「物を販売する」という観点から考えれば「1」の内容であるのが当たり前だと思っています。 以前に比べるとかなり進歩はありますが、それでもまだまだ「住宅の販売」業界は説明不足である ことをもっと強く認識する必要があるように思います。

実状、感覚的な話しではありますが、「1」の対応を取っている売主は全体の”10%程度”でしょうか。 関東周辺では、知っている限り数社ほどしかそのような対応となっていません。残るは「2」の対応 が一般的なものとなっており、大体”70%程度”。「3」の対応は、名の知れた施工業者では「長谷工」のみ で、その他小規模な施工業者がこのパターンとなっており、全体の”20%程度”となっています。

”内覧会”の仕組みと種類「新築一戸建て住宅編」

正直、”マンション内覧会”と比較すると、まだまだ不十分な内容となっているのが「建売一戸建て」の内覧会 です。建売一戸建ての場合には、売主サイドとして「不動産業者・販売仲介業者」が間に入っているケースが 多くなっています。不動産・販売仲介担当者の多くは、不動産売買に関する知識は豊富でも「住宅構造・機能など」 に関する知識が乏しいのが実状です。ゆえに、住宅内覧会では「施工業者(工務店)」が主に担当する こととなっています。その工事現場の担当者が内覧会担当者となってくれるケースが多いわけですが、 基本的に『人の問題』で違いが生まれてきます。仕事経験の浅い・深い・長さによって、わりと詳細な説明 もできる人もいれば、まったく説明もできない人もいます。

大半のケースで、能動的に施工担当者から説明は無いものと考えておいたほうがいいかもしれません。 原則、積極的に購入者側から様々な要素に対して、質問する形で説明を受ける姿勢を持っておくこと が大切ではないかと思います。

ですから、原則一戸建ての内覧会は、購入者で自由に中身を見て確認してくださいといった内容となって います。


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